K Digital Contents Business Meeting @ Tokyo

韓国企業情報


ドビキャンバス株式会社

https://about.dobby-canvas.com/


課題名

オタク向け生成AIコンテンツソーシャルプラットフォーム「ドビキャンバス」の日本進出


課題概要

生成AIを活用したキャラクターコンテンツの制作・共有プラットフォーム「ドビキャンバス」を日本のオタク市場を中心に高度化し、日本市場への進出を目指す。


製品/サービス名

ドビキャンバス(DobyCanvas)


製品/サービス概要

2023年7月にリリースされた生成AIベースのコンテンツ創作プラットフォーム。キャラクターの連続性を保った画像・動画の生成や、ストーリー型コンテンツの制作が可能。Web/モバイルベースで提供され、オタクユーザーを対象にコミュニティおよびソーシャル機能を搭載。


ターゲット市場

日本(世界最大のオタクコンテンツ消費市場であり、キャラクター中心のコンテンツ需要が拡大中)。ドビキャンバス全ユーザーの約95%が日本からの流入であり、日本市場を中心にサービス運営中。


主な保有技術/サービス

LoRAおよびIP-Adapter技術を活用した、同一キャラクターの画像を連続的に生成可能な「キャラクター連続性維持技術」。ユーザー設定に基づくキャラクタースタイルの一貫保持、シーンごとのポーズ・感情表現の変化にも対応。


グローバル競争力/差別化ポイント

日本のオタク市場に根付く強いファンダムと創作ニーズ(ファンアート・ファンフィクションなど)に対し、AIツール活用が限定的である課題を解決。

従来の画像生成サービス(Midjourney、NovelAI、Pixiv等)は個人利用や保存中心だが、ドビキャンバスは「キャラクター中心のストーリー創作」「マルチモーダルなコンテンツ制作」「コミュニティ主導の拡散構造」において明確な差別化を実現。


主な顧客および流通経路

日本のMZ世代オタク系創作層(個人クリエイター、SNSベースのファンアーティスト、二次創作ユーザー)を主対象とする。

流通経路は以下の通り:

  • B2C:Google Play/App Storeでのアプリ配信、Webプラットフォーム、クレジット決済・月額サブスクリプション、SNS/ファンコミュニティを活用したバイラルマーケティング
  • B2B:日本の低予算アニメスタジオとのパートナーシップを通じたアニメーション制作ツールの提供
  • 今後はIP提携やコンテンツ配信などによるB2B収益の多様化も計画中。


事業目標

日本をはじめとするオタクコンテンツ消費国をターゲットに、「ドビキャンバス」のAI創作ソーシャルプラットフォームとしての海外展開を拡大。B2B領域への進出を通じた事業拡大を目指す。

2025年までに海外売上2億ウォンの増加および日本現地法人の設立を目標とする。


財務状況

非公開。ただし、代表のイ・ジェフン氏の実績として、2023年に韓国コンテンツ振興院の「コンテンツ超初期スタートアップ支援事業」を通じてモバイルストアをリリースし、DAU3,000人達成・アプリ部門Art&Design日本3位を記録。


投資誘致状況

非公開。


輸出状況

2023年:DAU 3,000人、アプリ部門Art&Design 日本3位達成。

SBIインベストメント主催のアクセラレーションプログラムに参加中。

**Google Playの創業支援プログラム「창구(チャング)プログラム」**に選定。

日本のアニメ制作会社・コンテンツプロダクションと戦略的提携を推進中。